Apr 09, 2011

個人破産制度は救済と再びチャンスです。

自己破産は、裁判所から破産決定を受けた時点で、一般的な生活をするために必要なものを除いて、自分の財産を失う代わりにすべての債務が免除されるものです。また、個人破産手続き後、得られた新たな所得と財産は自分で自由に使用できるので、本人の生活を再建することができます。個人破産制度は債務超過に苦しんでいる人々を救済、また機会を与えるために国が作った制度とすることができます。
任意整理は裁判所などの公共機関を利用せず、弁護士などの専門家が私的に債権者との会話をして借金の減額や利息の一部カットや返済方法などを決定する和解を求めていく手続きです。任意整理は裁判所などの公的機関を通さないので、債権者は、この会話に応じる義務はありません。このため、債務者個人の債権者にかけあっても相手にされないことも多いです。したがって、任意整理は、弁護士など専門家の参加が必要です。
 数年前、香港でサウスカロライナ州の家具製造業者に会った。この業者は中国に製造を委託していたが、中国の業務委託先に大いに失望させられたと語った。委託先がこの業者を差し置いて、米国市場への直接販売に乗り出したからだ。

 この業者が今、再び起きつつある変化を目にしたら興奮するに違いない。

 世界中の企業が競って賃金とコストの安い地域で製品を作るこの時代に、一部の意外な業種が米国内に製造拠点を戻しつつある。この動きは今後さらに加速する可能性がある。労働集約型で高い技術を必要としないと家具製造業が米国で再び製造を始めると聞いて驚いたが、驚きはこれだけではない。フォードは4日、これまで中国で委託製造してきた一部の自動車部品を米国内で製造することを明らかにした。米国の製造業が国内に回帰する例は他にも数多くある。

 米議会では先週、対中強硬派が人民元の為替レートの操作をめぐって対中制裁法案を訴えたが、対中強硬派は米製造業の国内回帰の動きに注目したほうがいいかもしれない。彼らが取り戻したいと思っていた雇用が既に米国に少しずつ、本当に少しずつだが、戻り始めているのだ。

 この国内回帰を象徴する人物がブルース・コクラン氏だ。コクラン氏はノースカロライナ州リンカーントンに家具製造工場を新設する。この地域も家具製造業も海外への業務委託で大打撃を受けており、工場の新設はめったにない出来事だ。米国の家具工場での雇用は過去10年間で60%減少した。

 コクラン氏によると、以前は中国で家具を製造して米国で販売すれば、最大50%の価格優位性を確保できたという。それが今では10%から15%にまで下がることもある。理由の1つは中国国内での賃金水準の急上昇だ。一部の地域では賃金が年に15%以上上昇している。コクラン氏は輸送費が数年前の2倍になったと指摘する。

 中国に滞在した経験のあるコクラン氏は「特に労務費では、転換点は2006年前後だった」と言う。

 一部の雇用はこれまで数年にわたって米国に回帰していた。しかし、今回焦点となるのは、どの業種が米国内に製造を戻すかだ。

 ボストン・コンサルティング・グループのハル・サーキン氏は米国市場向け製品の製造を米国内に移しやすい業種として、家具、輸送機器、コンピューター・電子機器、電気機器・家電、プラスチック・ゴム製品、機械、金属製品の7業種を挙げた(中国市場向けの製造は中国にとどまる)。

 サーキン氏はこれらの業種の製品は現段階では中国で製造するほうが安いかもしれないと言う。しかし、労務費や原材料費、輸送コストが上昇しているため、およそ4年後には米国で製造したほうが安くなる。

 サーキン氏は7日に発表した研究の中で、製造が米国に戻ることで製造業の雇用が80万人増加するとの試算を示している。また、サービス業の補助職も含めると、合わせて最大300万人の雇用増になるという。

 このような楽観的な予測は過去にも示されたことがあるが、全てうまくいかなかった。しかし、今起きているさまざまな要因を見る限り、今回は予想が当たるかもしれない。

 今、どのようなことが起きているかといえば、中国国内ではコストの上昇が続いている。米国では一部の組合が柔軟な姿勢を示したことで、労働ルールが減り、労務費が減少した。また、一部の州政府は補助金を増やしている。米国の生産性は格段に向上した。小売業者が納期短縮と在庫削減を求めたことで、製造業者は中国までの長距離のサプライチェーンを断念しつつある。

 元相場も大きな役割を果たしている。世界各国の政府から強い要請を受けて、中国政府は2005年以降、元が対ドル相場でおよそ30%上昇するのを容認してきた。元が上昇すれば、中国製品は海外市場で割高になる。元の上昇は中国の工場から世界中の顧客に製品を送り出している米国の製造業者や安価な中国製品に夢中の米国の消費者にとってマイナスだ。

 しかし、米国内に製造を取り戻したい向きには、元の上昇はプラスとなる。

 音質調整が可能な高級イヤホンを製造するスリーク・オーディオのマーケティング・ディレクター、デビッド・ギル氏は「中国から全てを取り戻している最中だ」と語った。中国ではコスト上昇の他にも、品質管理が頭痛の種だった。

 スリーク・オーディオは「SA6」モデルのイヤホンを250ドル(約1万9000円)で販売している。製造拠点をフロリダ州パルメットに移せば、コストはおよそ20%上昇するが、商品価格は据え置かれる予定だ。同社の最高経営責任者(CEO)のMark Krywko氏は品質管理を改善して、在庫損失を抑制すれば、コスト上昇分を相殺でき、「利益が増える」と言う。

 一方、ノースカロライナ州の家具製造業では景気のいい時代が戻ってくると思っている人は1人もいない。家具製造業者の業界団体である全米家具連合(AHFA)のパトリシア・ボーリング氏によると、輸入品の価格が上昇しているため、米国内で製造を行っている一部の企業では需要が上向いているという。しかし、コクラン氏のように工場を新設するのは非常に珍しいことだと語った。

 コクラン氏は新工場で使うために最新式ののこぎりや加工装置などの機械を購入している。米国の生産性が高いのはこういった機器のおかげだ。

 しかし、その裏では雇用が犠牲になっている。コクラン氏によると、ノースカロライナ州の新工場では、昔の250人の仕事を135人で済ますことができる。

(ジョン・バッシーは、ウォール・ストリート・ジャーナルのエグゼクティブ・ビジネス・エディター兼アシスタント・マネジング・エディター)

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